3月3日:滝口洋子牧師「キリストという福音」
3月に入りました。6日の「灰の水曜日」から4月20日(土)までが、今年の教会暦の「受難節」です。主の十字架に傾注していきましょう。
滝口洋子牧師が、“福音信仰のマグナ・カルタ(大憲章)”とも呼ばれるガラテヤ書から「福音とは何か」を熱く語った。礼拝計45名(CS5名)。
昼食後、「3月誕生者」の関係者全員を読み上げたのち、久保田久恵姉(14日)、小西武四兄(26日)、中田恭子姉(27日)、網野博光兄(31日、洋子姉が代役)の出席者4名が前に出て祝われ、更に滝口牧師が祝福の祈りを。
★「キリストという福音」(ガラテヤ人への手紙1章1~10節)★
今日から暫く、ガラテヤ書から「福音の真髄とは何か」を学びたい。
この書(手紙)が書かれたのは、パウロがガラテヤの諸教会を最後に訪れた後に、その諸教会に重大な危機が襲ったためである。それは、ガラテヤの諸教会の信徒たちが、パウロから受けた福音の信仰から離れて、
「ほかの福音に移って行く」(1:6~9)という事態が生じたのである。
この事態を引き起こしたのは、救われるためには割礼が必要だと説いたユダヤ主義的なキリスト者の教師たちであった(1:7、2:4、5:10・12他)。
こうした者たちに対して、パウロは「のろわれるべきである」(1:8・9)と切り捨てる。パウロが福音の真理としてここで強調していることは、キリストの唯一性と絶対性で、十字架と復活の福音信仰のみである、と。