日曜礼拝

4月29日:竹下力伝道師「律法と福音の狭間で」

バビロン捕囚から焼く70年後、エレミヤを通し預言された神の約束の通り、恵みのうちに、民はエルサレムに戻され、神殿も再建された。その信仰を立て直すために戻ってきたエズラだったが、捕囚の原因になった異教の民との結婚が、帰還後も行われていると知り、愕然とする。

 エズラは神の恵みの大きさを感じつつも、神の裁きを恐れ、涙ながらに異教の民と離別させる。そもそも民自身の信仰が問題なのだが、キリスト以前の彼らにとって、律法を拠り所にした最大限の悔い改めだった。

 しかしそれで罪が解決するわけではない。律法は私たちに人間の罪深さを示している。私たちも本来、神の御前に立ちえない罪人であることを覚えたい。

 今、礼拝できるのは、キリストの十字架の恵みによるのだ。